「教場2」後編 専門が解説・考察

警察ドラマ解説

問題ある警察官は教官になれません

松本まりか演じる教官は、立場を利用して生徒に手を出します

教官になる1年前にも問題を起こしていたとか

異性関係の不祥事は左遷の対象です

その左遷先が警察学校というのはあり得ません

未来の警察官を育てる場所にそぐわないからです

とは言え、教官として勤務中に問題を起こす警察官もいないわけではないですが

過去に問題のない、優秀な警察官が教官になります

実際は先輩刑事にはめられたようですが、やはり教官になるのは難しいでしょう

緊急非常召集

これは本当に突然召集がかかります

寝ていようがなにしようがお構いなしです

現場に出たら、突然の事件発生に文句も言えませんから、これも訓練ですね

総代とは

校内の模擬訓練で、一番に犯人を割り出した生徒には総代の位がもらえるそうです

どうも総代と首席を混同しているようですね

総代とは、クラスの責任者のことです

多くはクラスの最年長者が務めます

入校時に任命されますので、自分で勝ち取るものではありません

警察官は子供にも警察官をやらせたいのか

目黒蓮と岡崎沙絵演じる生徒の親は、共に警察幹部です

二人とも親に命じられるまま警察学校に入ります

そこまでして警察官をやらせたいのか

親心としては複雑なところです

警察官を薦めるブログを書いていながらなんですが

警察よりも安全で満足のいく仕事に就いてくれるなら、そちらの方がいいでしょう

それでも、他にやりたいことがないのなら、警察官という選択肢が出てきます

子供が自分と同じ警察官になるなら、多少なりとも便宜を図ることができる

ということも大きな理由になるでしょう

実際、警察2世3世は多いです

危険であっても、自分の子供に薦めるということは、悪くない職場ということです

過ちを犯した人間に向いている職業は警察官?

風間教官は松本まりか演じる副教官に

「過ちを犯した者に、一番ふさわしい仕事はなんだと思う?」

と問い、その答えを

「警察官」

と言います

ここで言う過ちとは犯罪を含まないと解釈します

犯歴があると警察官にはなれませんから

ただ、人間誰しも過ちを犯すものです

過ちを過ちと自覚する、過ちから目を背けない

警察官に必要な姿勢です

故意に車で人を跳ねておいて、再度警察官に挑戦する?

首席争いのために仲間を車ではねるとかあり得ません

ドラマでは両者和解して美談にしていますが、再び警察官に採用されることはないでしょう

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