スペシャルドラマ「教場」後編 専門が解説・考察

警察ドラマ解説

初任科生が事件記録を入手できるはずがない

風間教官の過去を調べるために、都築はどこからか捜査1課の事件記録を入手します

初任科生とは、まだ警察官ではありません

言ってしまえば、いつ辞めるか分からない立場の人間です

そのようなものに、部外秘である捜査記録を渡すはずはないですし、入手できるはずがありません

風間教官が便宜を図ったとしてもあり得ないことです

いったいどんな管理しているのでしょう

拳銃を撃つ際はマスクをしましょう

ドラマでは、マスクをしないまま拳銃を撃っていました

拳銃を発砲した際に煙、硝煙が出ます

これは人体に害があり、鉛中毒になりますの注意しましょう

なんてね

人間必ずボロを出す

自前の拳銃を作成し、寮室にも持ち込んだ南原が逮捕され、学校を去りました

警察学校の課程は、大学卒で6か月、高校卒以上で10か月です

言葉で説明する以上に長く感じます

それまでの間に、慣れや緊張感の減少により普段の生活態度が顔を出します

警察学校は入校直後に辞める人が多いのですが、卒業間際で辞めていく人間もいます

家庭の事情や一身上の都合もあるでしょうが、残念ながら事件を起こして、事件が発覚して辞めていくのです

警察2世は有利

川口春奈演じる菱沼の母親は県警の幹部です

警察学校は厳しくて、ひいきなく公平にというイメージがあるかもしれません

もちろん建前はそうなんです

でも、実際には厳しい教官も誰かの部下、後輩です

特に世話になった上司・先輩には頭が上がらないものです

そのご子息が生徒となると、他の生徒と差がつくのは当然です

卒業が近くなると自由度が増える

卒業が近くなると、学校内で懇親会のようなことができたり、自由な時間も増えます

安心感も出てきて、たるみがちと思うかもしれませんが、緊張感が持続します

そこはやはり学校を卒業して終わりではないからですね

学校を卒業してからが本番なので、自分が警察官としてやっていくんだという自覚がそうさせるのです

とにかく嘘は嫌われる

警察では特に嘘がご法度です

虚偽の申告は警察組織、市民、すべてへの背信行為です

これにより捜査が撹乱され、解決する事件も解決しません

警察学校はふるいの場であり、自分をさらけ出す場所でもあります

本気でぶつかってくる生徒には教官も応えてくれます

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