風間公親~教場0~第2話 専門が考察・ダメ出し(松戸飛び降り事件)

警察ドラマ解説

刑事ドラマに殺人はつきもの

自分の子供がいじめで不登校になり、担任はいじめを認めようとしない

憤慨した母親は担任を殺す

….世の中、誰でも殺したい人間がいるものですが、殺す動機が弱すぎて理解不能です

あの母親はそんなに異常者でしょうか?

考える頭があるでしょうに短絡的すぎます

身勝手すぎて理解できません

ドラマとは言え、人の命、人生を何だと思っているのか

人命は軽すぎる~松戸飛び降り事件~

タイムリーな話題なので、松戸の飛び降りについて言及します

まともな大人に相談することなく、自殺を決断したみたいですね

今や誰でも配信者で主役ですから、自殺の生配信も時代の流れなのかもしれません

しかし、あの映像を見て気を病む人

どうにか助けようと試みる消防

事件を疑って捜査する警察

飛び散った肉片や血液を掃除するマンション管理人

借り手がいなくなるマンション大家

何より本人たちの家族

万が一、落下地点に第三者がいたら

自分を晒すことで、ネットで学校名や名前を特定しようとするクズの餌食になる

これらのことを考えていない

自分達が中心、二十歳にも満たずに人生悟った気になっている悲劇のヒロイン

周りのことはどうでもいいのでしょうか

残念に思うことはあっても、同情はできません

また、別の記事でも書きましたが、ドラマの死体は綺麗すぎるのです

糞尿は垂れ流し、血液は重力に従い溜まって固まる

時間が経てば、ハエが卵を産んで、孵ったウジが目玉、脳、内蔵を食い破って外に出てくる

解剖になれば、臓器提供意思表示の有無どころではない

皮を剥がれて、骨を削られ、脳や内蔵は取り出され切り刻まれる

一時の気の迷いで自殺するなど、もったいなさすぎます

仏教では、盲亀浮木のたとえが説かれています

盲亀浮木のたとえ(釈迦の問い)

大海に穴の空いた一本の丸太が漂っている

その海で盲目の亀が100年に一度、海面に頭を出す

その際、亀の頭が丸太の穴にはまることがあるか

人間に産まれることは、有難いと言うは易し

有難いとは、有ることが難しいという意味です

人間に生まれるということは、この亀が丸太の穴に頭を通す以上に有難いことと説かれています

映像作品も人の死の描きかたを考えるべきです

ドラマにするためおかしな展開になっている

学校のブロンズ像の本を手ノコで切り離し

被害者を待ち伏せして本で殴る

被害者を車のトランクに押し込み

ゴルフの打ちっぱなしでアリバイ作り

学校に戻って、本を溶接する

足跡などの偽装工作をする

まず、ブロンズ像は簡単に切れませんし時間がかかります

やればわかりますが、必ずあちこちに傷がつきます

また、待ち伏せして決行するには、一か八か過ぎる

人の行動パターンは読めませんし、空振りなんて当たり前です

溶接は電源が要りますし、準備も手間もかかります

深夜の学校で火花散らして溶接するとか、頭大丈夫でしょうか?

溶接しても跡は残るし、材料を残しすぎです

学校のブロンズ像の本で殺すという意味はあったとしても、これほどリスクの高い手順を踏む意味がわかりません

案が浮かばないなら余計な脚本は書かない方がいいです

密室で証拠を押さえても無駄

「被害者の頭部の腫れは、トランク内で頭をぶつけたからだ」

と推理するのはいいけど、相手を被疑者扱いしておいて、これも一か八か過ぎます

外れていたら土下座ではすみません

トランク内の鑑識で、遮光してやるのはいいですが、立会人不在でやることではありません

警察が偽装したと主張されれば、証拠は無効です

「教場」の派生ドラマで、キャストも豪華だけに、脚本が残念すぎてもったいないです

もう観るのやめようか悩み中です

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